日曜日, 8月 30, 2009

映画「サマーウォーズ」




鈴木敏夫氏のポッドキャスト「ジブリ汗まみれ」を聞いて、興味を惹かれたので観に行った。

パレットくもじで観た。映像は「時を駈ける少女」っぽく、今受けしそうな感じだ。
OZという世界を仮想し、そこで現実界とパラレルにストーリーが展開するのも面白い。グラフィックスOK、アクションOKである。
必ずしも悪いところがあるわけではない。

だが、何かうす味な感じがする。
集団的であって、個々に集中していない、個の描き方が足りない。また個同士の多重の組み合わさりがない。Emotionalな関係の深さが足りない。
たとえば個々にいる人たちの中で一番濃密な感情を抱えているはずの夏希と侘助の関係はそのままで何らかの発展や破局をもたないのか?、といったところだ。そこらへんでリアリティが薄められ、うす味を感じている。

登場人物の多重な関係の上手い組み合わさり方を絶妙に描いているのはたとえば「ロード・オブ・ザ・リング」であろうが、そういう複雑さがない。
「親戚」や「みんなの力」のようなものを視点に面白いストーリーにしているのだが、逆にその「親戚」に依存してしまった詰めの甘さがあると思う。
例えば今敏ならこの関係性を使ってどう表現したか?、などと考えるわけだ。

今時の「さらっと系」の人たちには大受けするのだろうと思う。

金曜日, 8月 21, 2009

I am a TED Translator

ここしばらくTEDのビデオリソースの翻訳プロジェクトで積極的に翻訳している。どちらもボランティアの翻訳者とレビューワーが二人でペアになって完成させる。

数人のパートナーと組んで作業を続けていったら、1ヶ月半くらいで30本ばかり翻訳/レビューしたようだ。
後で気がついたのだが(というよりも翻訳パートナーが知らせてくれたのだが)、翻訳総数で韓国と並びトップ5に入り、私自身がMost Active Translatorsのトップ4に入ることになった。(2009年8月20日日本時間の昼頃)





これは私の手柄ではなく、かかわってくれた翻訳パートナーの方々と、もちろん我々のチーム?とは無関係の翻訳者の方々全ての成果です。
これからも協力し合いながら進んでいきましょう。よろしくお願い致します。


Over these one and a half month, I have been tarnslating TEDTalks, the video resources at TED.com.
I had to find a partner, who will review my translation. I found several persons with whom I can have my translation reviewd, and vice versa.

We did some 30 footage within two months, and I was told that the number of the translation into Japnese has reached 69 which equals to that of Korean, and I became one of the top four of the Most Active Translators.

Of course this is not my achievement but that of the whole array of the translators working out there. I hope we can cooperate more to get the work go forward. Thank you very much for all.

sheemer

日曜日, 8月 16, 2009

緑と紫: Purple and Green



緑と紫の組み合わせはとても日本的に感じられる。なつかしい。

The combination of purple and green looks very Japanese. I feel some nostalgia from it.

火曜日, 8月 11, 2009

日食2009/07/22


先日の日食のことを書く。
書くとはいっても、単に日食を記録しただけである。


道具は写真のようなもの。ようするにピンホールカメラプラス反射鏡なわけでそれで日食を室内の壁に投影した。作り方を教えてくれたHさん、どうもありがとうございます。

で、10:00頃から始めてだいたい5分おきほどに、大体固定の位置に構えて、壁の大体同じ場所を撮影した。あとはPhotoShopで合成である。そこそこ面白いものが出来たと思う。


日食を見るのも、イメージを処理するのもなかなか楽しかった。

月曜日, 8月 10, 2009

「愛を読むひと」



movie:「愛を読むひと」監督:スティーヴン・ダルドリー、出演:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン他
原作はベルンハルト・シュリンクの「朗読者」である。「愛」をつけ、「ひと」をひらがなにして、なんとかキャッチーなタイトルにしようと悩んだ後が伺える。

原作を何年か前に読んだ。新潮社のちょっと変わった体裁のシリーズだった。ジュンパ・ラヒリの「停電の夜」と同じシリーズだったと思う。

主人公の男性が10代の頃知り合った女性との数奇な運命の巡り合わせと、苛烈で真摯な、しかし無知?が生んだ悲しい女性の過去が語られる。また言葉がいかにかけがえのないものであるかが。

映像的には、二人が再会するときの、どちらもまたたき一つせずに向かい合うシーンに全てが託されている。あの演技が出来るウィンズレットとファインズは素晴らしいと思う。
レナ・オリンもいつも通りの雰囲気をかもしている。