木曜日, 1月 01, 2009

謹賀新年



万葉集、大伴家持の歌。これが同集の一番最後の歌だというから、それにまた感心する。

火曜日, 12月 23, 2008

「古都」川端康成




「古都」川端康成:例によってなにがきっかけでamazonに注文したのかわからない。なぜ注文したかわからない本がある日突然amazonから届く。もうこの状況は楽しむしかない。:)

朝日新聞に連載されたという小説。京都の四季の中で、互いの存在を知らなかった双子の女性が出会う。
単行本化された時のあとがきによれば、川端が睡眠薬の多用から回復の初期、もうろうとした状況で書いたとのこと。単行本化に際して集中的に直されたという京言葉が美しい。その雰囲気と、京都のイメージが楽しめる本。
映画化もされている

土曜日, 12月 06, 2008

「アズールとアスマール」



はじめは何がきっかけだったか確実でないのだが、たぶんピーター・バラカンさんがやっている東京ミッドタウンのポッドキャストだったような気がする。誰か音楽プロデューサーかなにかの人が来ていて、「今面白い音楽」ということで中近東系のミュージシャンを挙げていた。その中の一人が「スアド・マシ」という人。
全然知らない人だったのでiTuneStoreで調べた。そうしたら「アズールとアスマール」という映画のテーマソングを歌っていた。allcinemaで映画を調べた。たぐっていくとそれはスタジオジブリが日本語版を作成していた。ふむ。
それをツタヤDISCASで借りて観た。

おそらくヨーロッパに来ているアラビア系の女性が、乳母として白人で青い眼のアズールと、自らの黒い眼のアスマールを、兄弟の様に育てる。二人は囚われのジンの妖精の話を乳母から聞き、大きくなったら妖精を救いに行こうと心に決める。
少年になると、アズールはアスマールと引き離され、乳母とアズマールは土地を追われ、国へ追い返される。

だが大きくなったアズールは子供の頃の決心を忘れなかった。ジンの妖精の住むというアスマールの国に向かうが、そこは「青い眼は不吉な呪いの印」と白人を忌み嫌う土地だった。そこでアズールはアスマールと再び出会い、ジンの妖精を救い出す旅に出かける。

オリジナルの映像はフランス語とアラビア語で進んで行く。日本語版ではフランス語が日本語に置き換えられているが、アラビア語はそのままである。しかもフランス語版でも日本語版でも、アラビア語の会話には、いっさい翻訳も字幕もつかない。
価値観や差別の逆転した異国の、通じない言葉が日常的に話される世界がそのままに表現され、ファンタジーに不思議なリアリティを与えている。

フラットに描かれた3Dのキャラクターと2Dの背景が、面白いアニメを生み出している。アニメとして自然で、かつゴージャスである。

ストーリーの最後のペアリングの関係の妙が作者の世界観を表している。

「アッサラーム・アレイコム」「アレイコムアッサラーム」とキャラクター達が挨拶する。この二つの言葉は、昨年私がカシュガルへ行くにあたって覚えて行った数少ないウイグル語であったが、それはこの世界でも話されていた。懐かしく、親密で、面白い。

どうもこれから沖縄では上映されるらしい。先にDVDで観てしまった。。

木曜日, 12月 04, 2008

マジカルミステリーツアー「vol.1541 ファイヤーヨーコ/ストリッパー・ルポライター」

http://uruma.ap.teacup.com/magical/656.html

しばらくダウンロードしたままになっていたpodcast、「マジカルミステリーツアー」を聴いてみた、たまたまその回がこれだった。

ストリップにおける「花車」という方法のトレーニングのしかたという、相当過激な話題から入って行く。どんどん話が展開して行くが、そのうちに、このファイヤーヨーコさんが、自らが支援していた?沖縄在の動物愛護を標榜していた団体が、実は保護した動物にえさもやらずに閉じ込めて、餓死などさせていたことを偶然に彼女自身が発見、写真撮影し、そのまま告発のための活動を起こすと共に、自らがアパートを借りて虐待されていた動物の保護をすることになってしまったことを語る。それがもとで沖縄に移住し、さらに必要な時は自らのストリップの芸で動物のえさ代を工面することもあったという。

小説よりも奇なりとはこういうことなのかも、というユニークで興味深いトークである。お薦め。
今年9月26日の放送分だが、まだネットで聴けるはず。

水曜日, 10月 22, 2008

ポッドキャスト「LOHAS TALK」



J-waveのやっている「LOHAS TALK」というポッドキャスト(というかたぶんラジオ番組)がなかなか面白い。

何が面白いかといって、それはホストの小黒一三さんという方のキャラクターと話の持って行き方で、この方は雑誌ブルータスの編集を以前にされていて、今はSOTOKOTOの編集長をなさっているとのこと。「ロハス」とは銘打っているが、この人のキャラクターのせいで、タイトルからイメージするようなお行儀の良いトークではなくて、かなりディープでどこかオフセット、オブフビートな話になる。そこのところが面白い。

お薦めです。

日曜日, 10月 19, 2008

「源氏物語」与謝野晶子版



自分が日本の古典の超大作を読破? まあまずはそれが嬉しい。

恥ずかしながらこの物語を読み通したのは今回が初めてである。与謝野晶子版を、上巻は文庫で、それ以降はiPod touchのFileMagnetに青空文庫版を転送して読んだ。FileMangetは画像ファイルも転送して読めるので、ネット上にある源氏物語の家 系図もいくつか転送し、人間関係が混乱するとそれを参照しながら読んだ。こうして使ってみるとこのiPod touchは非常に便利である。

とても面白かった。そう思えるまず第一は現代語訳になっているからで、そうでもないと全く手が出ない。教養のなさに恥じ入るところである。

女流文学、というものをこれまで意識したことがなかったが、この本には人間関係の機敏の捉え方やストーリーの展開とその中の山場の位置、中に現れる男たち の全般的ないい加減さなどに「女性の視点だな」と新鮮に感じられるところがいくつもあった。気がつけば読んで来たフィクションで女性によるものといえばパ トリシア・マキリップ、J.K.ローリング、L.M.ビジョルドくらいで、しかもみな翻訳物。これではねえ、という感じだ。



前から持っている「源氏物語みちしるべ」という本があるのだが、本文のハイライトの原文・解釈、当時の生活の状況や地図、位階など、源氏物語の周辺情報がコンサイスにまとまっていて、なかなかよい本である。

読み終わってからあらためて、五島美術館での源氏物語絵巻の展観図録など、手持ちの関係書籍などを見渡しながら、読み知ったことを自分の過去の知識の枠組みとつなぎあわせている。これがまた面白い作業で、知的作業の醍醐味を感じている。

金曜日, 10月 10, 2008

iPod touch

iPod touchを買った。



当たり前だが、一番重宝しているのはビデオポッドキャストをちょっと時間の空いた時に見られること。


で、意外にも次が何かというと、テキストが読めること。FileMagnetというアプリ(600円)を入れると、そこそこいろいろなフォーマットの書類を転送し、読むことができる。スクリーンショットは、青空文庫からとって来た源氏物語(与謝野晶子現代語訳)をUTF-8に変換して表示しているところ。一緒に光源氏の家系図も3枚とって来て、ときどき確認のために見ている。



写真は当たり前と言えば当たり前。自分が撮った写真をいつでも見せられるのが嬉しい。



楽しいし、いずれ絶対役に立つのがこれ。プラネタリウムあるいは星座早見板。夜間モードで黒字に赤線だけにもすることができる。

住んでいるところの近くには公衆無線LANはあまりないのだが、上京したりすると役に立つだろうと期待している。