土曜日, 6月 14, 2008

Traveler's Moleskine Cahier

トラベラーズノートブックというものがある。GTD系の人に人気のMoleskineのスタンダードサイズのノートブックより、幅が若干狭め、かつ厚さはMoleskine Cahierくらいの中とじのノートである。それを革のホルダーに挟んだ形をしている。前世紀かその前の世紀あたりからありそうなデザインで、確かに旅人っぽいイメージもあり、なかなか好みである。旅行にはこれを持って行くようにしていたが、使っていると、若干、幅が狭い感じがする。まあそれでも大した苦労はないし、ふつうのMoleskineを持って歩いたって全然いいわけだが、でもこのトラベラーズノートブックに、Moleskine Cahierがはまるといいなあ、と考えた人が、私だけでなく何人もいる、のだろう。少なくとも私の知己に一人はいた。



この人はアウトドア派でハンドクラフトも好きな人で、そこのところのこだわりからCahier用のトラベラーズ風カバーを作ってしまった。それはもう2年前の話だったのだが、最近再び我々のネットトークの話題となった。
よし、やるか。



というわけで、上京した折に彼に教えてもらった浅草橋の革の店で端切れを買った。トラベラーズノートブックを扱っている近くの雑貨店でトラベラーズ用のリペアキットを買う。あとはカッターで革を適切な大きさに切り、ストリングを通すために必要な穴や切れ込みを作り、ストリングスを通し、メタルパーツをハンマーでカシメて出来上がった。真っ黒な革だったので赤のストリングコードにした。かっこいい。:)



ということで私のTraveler's Cahierの出来上がりである。適切な厚さと堅さの革を選ぶこと、ストリングをカシメる前にテンションをよく調整すること、くらいがコツか。革にストリングを通すのに多少苦労した。そのあたりは手芸用のツールがあると便利で、うちはつれあいが持っているものがだいぶ役に立った。