水曜日, 10月 24, 2007

「美の求道者 安宅英一の眼 — 安宅コレクション」三井記念美術館

現在三井記念美術館で行われている展覧会である。

何をどう表現したらよいのか。とにかく全てが一級品である。特に素晴らしいのは、入り口をはいって二つ目くらいにある飛青磁花生(とびせいじはないけ)であった。とてもきれいな発色をしている。

そして展観されているもののいくつかには、それが入手された経緯などにかんするラベルがケースに貼られていた。それを見ると、安宅英一(とその命を受けた人たち)が、いかに執念深く、粘り強くモノを集めてきたかがわかる。財閥の領袖たるものの美意識、価値観、行動様式といったものが伺い知れて面白い。