火曜日, 12月 21, 2010

対流圏における千客万来

いったいなんの話か? 飛行機の話だ。

昨12月20日、16:00発の神戸>那覇便に乗った。

離陸直後に、下の方をジェット機と思われる機体が反対方向に通過していった。これは電子機器を使うなというフェーズであったので撮影できなかった。

余り座らない窓際にいたので、雲を眺めて時々写真を撮っていた。するとものすごく遠くに、きらり、と白い点が見えた。(17:27頃)


UFOでなければ、常識的には飛行機であろうが、形は全く分からない。こちらに向かっているわけではなく、ほとんど移動しない。そのうちに一瞬目を離した隙に分からなくなった。おそらくは飛行機だろう。

そういえばたまに見かけることがあるな、とカメラを横に置いたまま外を眺めていたら、今度は対向して通過する一機に遭遇した。すぐにひっ掴んで撮影。(17:28頃)



やれやれ幸運だった、と思っていたら、今度は上を通っていく機体があった。(17:29頃)



ああ飛行機雲がきれいだ、あれも撮ればよかった、などと考えていたら、かなり遠くに、おそらく同方向に飛んでいるらしいもう一機を発見した(17:30頃)


飛行機雲を曳いていなければ気付かなかったかもしれない。

実はこの時、この機体のさらに向こう側にもう一機、さらにこれより小さく見える機体が視認できたが、これは窓の縁の辺りで、座席の位置との関係でカメラを向けても撮影出来なかった。(17:30頃)


2分ほどたつと、今度は下側をすれ違っていく機体があった。(17:32頃)



さらに数分後にもう一機(17:39頃)



そして上空をもう一機(17:45頃)



さらに、これも電子機器使用禁止フェーズであったので撮影できなかったが、那覇空港着陸直前に上を通過していく飛行機があった。

撮影できたのが7機。離着陸時で撮影出来なかったのがそれぞれ1機づつ。さらに上空で見えていながら撮影出来なかったのが1機。全部で10機を一回の飛行で見たことになる。私にとっては新記録となった。

ひょっとして普段もこれくらい見えているのか??  私の見ていない反対側の窓の外で、飛行機がパーティでもやってるんじゃないかと妄想した。


土曜日, 12月 11, 2010

大人の科学:和時計

和時計である。



大人の科学の付録であった。というかこれを見たので買ったわけだ。作ってみたらかちかちと音をたててうまく動いた。形も美しい。音の出る時計は久しぶりだ。

不定時法で、明け六つから暮れ六つを昼間、暮れ六つから明け六つを夜としてそれぞれを(大ざっぱに言って)六等分する。それぞれが一時(いっとき:約2時間)。昼と夜の長さは毎日変わっていて、しかも昼の長さと夜の長さは春分点・秋分点以外では等しくないので、早い話が昼の時刻の進み方と夜の時刻の進み方が違う。だから不定時法。

昼と夜の時刻の進みの違いは、振り子時計の振り子に相当する天符(頂部についている黒い横棒のようなもの)を、昼用と夜用で切り替えて使う。 切り替えは明け六つと暮れ六つに自動で行われる。さらに毎日変わる昼と夜の時間は、二十四節気ごとに(理屈では毎日やったっていいわけだが)天符の両端の錘の位置を調整し、天符の振動周期を変えることで調整する。

こういうものを作ると、突然自分が自然界に沿って暮らしている気がして、まあいい加減なもんだが面白い。ネットで日の出日の入りを調べ、昼と夜に計算し直して(太陽の大きさによる出現時間差だけ調整する)文字盤の目盛に換算して時刻合わせをする。 あとは振り子の錘の調整をしなくてはいけない。そういうことにハマってるんるんしている。
 こいつは、前号の付録、8ビットマイコンArduinoへ信号を送る接点が付属している、そこから先はプログラミングだが、近くにあるBluetoothオーディオへ時報を送るとかできないかと思案中。あとは文字盤に色を塗ってみようとか外筐を作ってみようとか、いろいろさまざまにアイデアがふくらんでいる。

楽しいものである。