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水曜日, 10月 22, 2008

ポッドキャスト「LOHAS TALK」



J-waveのやっている「LOHAS TALK」というポッドキャスト(というかたぶんラジオ番組)がなかなか面白い。

何が面白いかといって、それはホストの小黒一三さんという方のキャラクターと話の持って行き方で、この方は雑誌ブルータスの編集を以前にされていて、今はSOTOKOTOの編集長をなさっているとのこと。「ロハス」とは銘打っているが、この人のキャラクターのせいで、タイトルからイメージするようなお行儀の良いトークではなくて、かなりディープでどこかオフセット、オブフビートな話になる。そこのところが面白い。

お薦めです。

日曜日, 6月 15, 2008

APFポッドキャスティング再開か

APF ポッドキャスティング
APF LIVE 20080525 part1
「ジャーナリスト長井健司がしようとしたこと」(パート1)

今回のAPFポッドキャスティングは、去る5月25日、宮城県仙台市で行われたAPFトークライブの模様をビデオキャストでお送りします。

今回は初の試みとしてトークの模様をライブ配信しました。このビデオキャストでは、当日ご覧になれなかった方のためにオンディマンドでライブの模様をお届けします。
ということで、APFポッドキャスティングが再開したのかもしれない。ここは独立系?のメディアで、ポッドキャストも興味深いものが多いのだが、昨年、同社の特派員としてミャンマーで取材中に長井健司さんが殺害された後、ポッドキャストの配信が止まっていた。それが再開された、ということになるのかもしれない。

今ダウンロード中。どんな話だろうか。

「i-morley」最終回とライブ

i-morleyがポッドキャストを終了した。3年くらい続いたのだっただろうか。一応「夏休み」ということになっていて、その間は執筆などをするとのこと。9月になって復活する、とは聞いているが、実際はどうなるかわからない。その時の状況で変わるものと思っている。

Podcastというものに関心を持ったのは2004年から2005年頃だったと思う。RSSによるwebコンテンツの擬似的なpush配信(実際はRSSクライアントがRSSサマリを取りに行っているわけだが)の方法が前面に出て来て、音声コンテンツ、ビデオコンテンツの配信のあり方にも眼がいったころのことだ。
そのころからpodcsastをGoogleで探すと、i-morleyはかなり簡単に見つかる方だった。まだiTunesがpodcast RSSに対応していなかったのでiPodderを通じてコンテンツを取得していたと思う。

当時podcastは、特に日本ではまだ始まったばかりで、玉石混淆、有象無象あらゆるコンテンツが同じ土俵で対等に勝負をしていた。私のようなユーザーの観点からすると、まず落ちるのが「つぶやき系」で、日々のヨシナシゴトをだらだらとしゃべっているやつだった。こういうコンテンツはまた、高率に「あー」や「ええと」や「うー」や、そういう「しゃべり慣れない」人に特有の言葉が交じっていて、場合によってはそれが全配信時間の半分位を占めているようなものがたくさんあった。そのへんがまず、音声コンテンツの品質、というれべるでばっさりと落ちた。あとは録音技術とコンテンツのバランスで、録音はひどくても聴く価値のあるものは聴いているし、放送局で録音したような品質であっても、中身がすっからかんのやつは落ちるようになった。

その中でもi-morleyはダントツに面白かった。モーリーロバートソンという人の話し方の面白さ、言葉の紡ぎだし方のオリジナリティが、とてもよく現代を表しているように思った。またネスティングが正しい、というのか、話がどこかに展開して行くと、どこまでも行ってしまうようにみえてちゃんと元に戻ってくる、そういう頭の良さ、明晰さを感じた。
あとは、彼の過ごして来た道のせいなのか、世界の多方面を多面的に見ることのできる視点に強く惹かれた。まあ銀座の真ん中でベルギー産の高級チョコレートを食べながら、その生産国の労働者の搾取について語るようなあり方そのものが、この社会を体現しているような感じがして、ある種の共感をもったのだ。これは我々の立っている場所の正しい見方である。そのことの認識から始めないと、我々は世界を見誤るだろう、という警句のようなものを感じた。
様々な世界の矛盾を、自分(とは我々でもある)の立場の矛盾も巻き込んだ形で「伝える」ことをテーマとしているような番組で、面白く、というのか、自分のあり方についても日々考えるような感じで聴いていた。
私はほとんど彼のpodcastの一番最初近くから聴いている。最初は河野麻子さんが番組のパートナーであったが、そのうちに(レネ・ポレシュ演出「皆に知らせよ、ソイレントグリーンは人肉だと」の公演の取材の頃から相方が池田有希子さんに変わって、そのまま続いて来た。池田さんという人はバイリンガルで、話のノリがモーリー君とよく合うようだ。(ついでがあったので、わたしは「皆に知らせよ…」の公演も観に行った。)

そのi-morleyは昨年2月頃、チベットから新疆ウイグル自治区と、その後東南アジア(ベトナム・タイ・ミャンマー等)を旅し、Skypeなどを駆使して現地からpodcastを行った。(たまたま、私自身も、昨年夏は新疆ウイグル自治区に行った。)
そして、今年、北京オリンピックを前に起こったチベットでの争乱にi-morleyはどんどんコミットして行った。
その反動のようにして、いったんお休み、ということになったようだ。そして「ラストライブ」が行われた。
たまたま上京する用事の晩だった。どうみてもこれは縁だろう。ということでライブに参加した。

吉祥寺という場所に行くのは初めてだった。ちょっと早めについたので周辺をうろうろして時間をつぶした。たまたまみつけた古書店があり、愛知県陶磁資料館で行われた「茶の湯の美:五島美術館コレクション」の図録を買った。この図録は展示された陶器全ての断面図がついているのが面白いと思ったからだ。
時間になって入った。
彼はサージシンセサイザーというアナログシンセを使っていた。70年代に開発されたもので、彼が持っているのは90年代に特注したものだそうだ。それをCubeとよばれるデバイスでコントロールし、リアルタイムに音楽を作ってみせた。アナログシンセだというから、ビートはもともとプログラムしているのだろうと思うが、それにかぶさる「上もの」の音がCubeで変調されていく。普段番組のバックで鳴っている音がこうして作られているのだな、と、その音の良さとともに感心した。

ライブが終り、そのまま飲み会となった。モーリー君も最近は飲まないようにしていたというビールをすこし。
いろいろな裏話が聞けた。これからのプランについても。それらはいずれ明かされるだろう。楽しく過ごして、モーリー君とツーショットして、会場をあとにした。池田さんとは、お話しする間もなかったのが残念だった。

彼のような存在は貴重だ。今時なにひとつまともに情報を伝えない大マスコミとは全く違った視点からものごとを捉え、それを伝える。鈍りきった我々の頭では、まずはそのような視点があることの認識から始めないと、世界をうまく捉えられない。そういうメディアとして彼自身が果たしていた役割は大きいと思う。「もうそろそろ自分の頭で考えて」と彼は言うのだが、そういう「自分で考える人たち」が増えるには、まだまだ彼のような存在は貴重だと思う。

ということで、9月になったら、何が起きるのか、ウォッチして起きたいと思う。

過去のpodcastはまだ彼のサイトからたどれると思う。どなた様も聞いてご覧になることをお薦めしたい。
このような違和感の中に身を置くことも重要なことだと思う。

金曜日, 5月 16, 2008

きくちゆみさんの東京FM出演Podcast

きくちゆみさんのこのポッドキャストは、グローバリズムの現在の平和を考えるのに、参考になるものをいろいろ含んでいると思う。ご一聴をお薦めしたい。

木曜日, 1月 31, 2008

「どくろ杯」金子光晴




ロバート・ハリス氏の本か、Elan-Vitalに彼が出ていた頃のポッドキャストで知ったかして買った本。

詩人である著者・金子光晴が、妻とその愛人の関係が深まるのを畏れ、その妻を連れて上海から東南アジア、インドを経てパリへ、足掛け7年(あるいは5年)の放浪旅行をした際の出来事を綴った自伝。

これは1926年(あるいは1928年)の話である。それを作者は1969年、77歳のときに刊行している。今時の若者がヒッチハイクをするのとは全然違った時代の話であって、途中でいろいろな在外の人たちに世話になりながら、絵を売り歩いて旅費を稼ぎながらの旅であるが、いったいどうやればこうなるのか、というような話で、リアリティを想像するのも難しい話である。

にもかかわらずそれは現実である。それを表現するのに使われている言葉が詩人的で面白い。そして、やや粘着的というのか、過剰装飾的というべきなのか、そういう表現が、今時のチープな小説とは全く違った深い色合いで言葉の世界を形成していて、惹きつけられる。
ニヒリズムなのか、厭世的なのか、自虐的なのか、シニカルなのか、惨めな極貧の道行きを、やせこけてしぶとく歩いているようなイメージがある。先行きの見えない旅に踏み切って出た者の視点で、そこのところが自分には新鮮に感じられる。

うっとおしくも魅力的な本である。

水曜日, 1月 09, 2008

マジカルミステリーツアー:vol.1349:具志堅隆松/沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表

http://uruma.ap.teacup.com/magical/454.html

.mp3へのリンクあり。

ボランティアで遺骨収集をしている。「おもろまちの開発の時にも指摘したのだが、開発前に遺骨収集がされなかった。骨は土と一緒にトラックで運ばれて、どこかの埋め立てに使われたのだろう」

月曜日, 12月 24, 2007

i-morley「週刊現代を読みながら」

http://morley.air-nifty.com/movie/2007/12/post_0586.html

ウイグルの話題から離れて少したるみ?気味だったモーリー君のトークがまた明晰になっています。

火曜日, 12月 04, 2007

Merlin Mann's Inbox Zero @ Google Tech Talks

http://video.google.com/videoplay?docid=973149761529535925&hl=en

質疑でGoogleのメンバーがメール500通、うちActionableが1-5%とのこと。なるほど。

土曜日, 11月 17, 2007

「くに流」ゲスト:山下洋輔

http://www.joqr.net/blog/kuniryu/

この「くに流」の、現時点で一つ前の山下洋輔の放送が面白い。

火曜日, 11月 13, 2007

ラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」野口健

.mp3へのリンク:

http://pod.jfn.co.jp/susume/dl/susume_vol80_01.mp3

これはパート1で、近辺にパート2, 3, 4がある。探してください。

とても面白い。
・今時の子どものエピソード
・故橋本龍太郎氏のこと。彼は心酔しているようだ
・ゴミ集め登山のこと
・ゴミ集めの子が、渋谷のゴミ集めを始めちゃったこと
などなど。

月曜日, 10月 29, 2007

Tibetronica:「講演の模様(本音編)」

mp3へのリンク:

http://morley.air-nifty.com/movie/files/071021.program.mp3

モーリー君がtibetronicaプロジェクトについて講演している。リアルイベントが結合すると、2chでも非常にアクティブで面白いリンクができ上がるそうです。

「大竹メインデッシュ」:立川談志

「大竹まことゴールデンラジオ、メインディッシュ」がpodcast配信されている。その10月19日の放送のゲストが立川談志さんである。若い頃からの「すっぽかし」のこと、年を重ねることが、必ずしも芸に「滋味や深み」を与えるわけではないと考えていることなどを話す。それを聞いて大竹まこと氏はぼろぼろ涙を流しているらしい。
「とんがり続ける談志」がよく現れている音源かもしれない。

リンクの先に、その音源への直接のリンクはありません。podcastをiTunesに登録すると、過去の配信分として現われるかも知れない。

金曜日, 10月 26, 2007

わかりやすい英語:きくちゆみ

.mp3へのリンク

この人の英語はなぜにこんなにシンプルで、わかりやすい(伝えるべきことを伝えている)のだろう、と感心する。

水曜日, 10月 24, 2007

Avanti Podcast:篠山紀信

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/avanti/avanti_vol82.mp3

.mp3へのリンク。今回のは格別面白い。

木曜日, 10月 18, 2007

ロバート・ハリス氏、ラジオを降板

i-morleyに久しぶりにロバートハリス氏が出てきて、モーリー君と話しているには、なにかDe-cultureの関係の出来事で地方のラジオ局のレギュラー番組をやめて、いまはレギュラーな放送枠を持っていない、とのこと。

思いつくのはLOVE FM/Elan Vitalだったので、ぐぐってみたがそれらしいものが表に出てこない。

それでWikipediaのElan Vitalのページを見たところ、ゲストとマリファナ・大麻関係の話題を放送で話して、それがもとで降板することになったらしい。やれやれ。

Elan Vital (Wikipedia)


i-morley:『ファンクマイスター」(.mp3ファイルへのリンク)

危ないぞ、日本ーー日米の教科書事情比較:きくちゆみ

http://kikuchiyumi.blogspot.com/2007/09/blog-post_08.html

ポッドキャストmp3ファイルへのリンク:
http://www.harmonicslife.net/PodCasts/2007/Yumi20070807Podcast.mp3

「沖縄からイラクに医薬品を持っていった時、イラクの医師から『この子供たちを殺す飛行機はあなたの島からきている。それをどう思うか』と問われた。」

ビッグイシュー日本語版

http://www.bigissue.jp/

こういうものがあるのだそうだ。今日i-morleyを聴いていて知った。それに対するモーリー君のコメントもなかなか興味深いのであった。

http://morley.air-nifty.com/movie/files/071011.program.mp3

↑これの真ん中くらい。

金曜日, 10月 12, 2007

i-morley/「コンテンツ・フューチャー」

i-morleyが「コンテンツフューチャー」の作者二人と対談している:

http://morley.air-nifty.com/movie/2007/09/post_3f6d.html
http://morley.air-nifty.com/movie/2007/10/post_2577.html

amazonにおける「コンテンツ・フューチャー

本書はCreative Commonsライセンスだそうで、これをPDF化したものがある。

ついこの間、萌える萌えるシリーズ 萌える法律読本 ディジタル時代の法律篇」の著者の一人であるSimonさんと宴席があり、いろいろと聞いた話とオーバーラップしていて、さらに理解が深まった気がする。
とはいうものの、まだまだ未知の世界、というか、誰も答えを持っていない世界なのだろうと思う。

English Vitamin: Three Brains

http://englishvitamin.com/podcast/data/06/0630.html

英語の勉強のためのpodcastなのだが、私にとっては特にinspirationalな話であった。

特にemotional brainということについて。

Net-savvyな人たちは議論がどんどんlogicalになっていってemotional aspectを忘れがち?

土曜日, 10月 06, 2007

「山路徹のAPFポッドキャスティング」

先日ミャンマーで日本人ジャーナリスト、長井健司さんが亡くなられた。長井さんが契約しておられたAPF通信社、ということでたぐっていって、「山路徹のAPFポッドキャスティング」を見つけた。

これが面白い。i-morleyのように面白いと思う。

i-morleyのような番組構成やスタイルの破天荒さは全然ないのだが、コンテンツのまさしく「中身」がトんでいる:

  • 「人生相談」のコーナーに7歳の子どもが電話してきて「人間はなぜ戦争するの」と難問を突きつけられる。在イスラエル歴40年というジャーナリスト二人で一生懸命悩みながらそれに答える。
  • 「人生相談」のコーナーに、中国東北部に住むという韓国系の人から「仕事がないんですがどうすればいいんでしょうか」といわれ、また悩む。その話の中で中国のさまざまな問題点が個人のレベルと世界のレベルを行き来しながら語られる。
  • 中近東を取材している記者のが語る、なぜかその場にいて自動小銃を握っている若い日本人の話。
  • 日本の危機管理の話をしていて盗聴の話題がでて、「そりゃ気にしますよ。だって自分がしてたんだからされる時のことは考える」という、元公安系か外務系の人の話。
などなど。

i-morleyが好きな方なら、こちらも興味深く聴けると思う。お薦めである。

例の殺害事件の頃から更新が止っているようである。「自粛」などという言葉とは無関係そうに思われる人たちなので、取材の整理でもしているのではないだろうか。次の更新を期待している。