日曜日, 5月 01, 2011

統一地方選挙の話

もうずっと前の統一地方選挙の話。メモしてあったが、書いていなかった。とりあえず書いておく:
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2011年4月12日0:53:20
統一地方戦について何か書いておくべきことがあるだろうか。
象徴的なのは石原都知事再選だろうか。
Bushの2期目と同じで、混乱の時期に大衆は強いカリスマを望んだ。一方、本命の対抗馬が不明瞭のまま候補者の数だけが増えて票が割れた。石原氏にとっては赤子の手をひねるような選挙だったかも知れない。
あいまいな嫌悪感が、形にならないうちに旧守的大勢力に負けた。対抗勢力内での合意形成や協力が生まれなかった、ということか。
われわれの間では、日常的で継続的な議論や認識の深化が形成されていない。あるいはそのような継続的な議論のリスティングや、誰が何を主張しているかへのポインタがない。
インスタントで消費的なマスコミ報道しか情報ソースがない、ということかも知れない。

どうしたらいいのか。

継続的な議論とそのリスティングを手近に持っておくこと。それを忘れずに常に意識しておく、そのための枠組を用意しておくこと。
チャンスを捉えて代替エネルギー論者をねばり強く選びつづける、などなどか。
ツイットやネットの影響は驚くほど小さい。
外から見れば、それはつながってせいぜい数万。選挙区の分割から見ると微々たるもの以下と考えてよい。1ロケーションで影響力の強いマスメディアの方がずっと強力だ。ある程度のローカルボリュームの人々の間にツィツターが浸透すると集約効果と展開効果がシナジー的に現れれて超強力になるのかも知れないが、それはまだ先の話だ。

だからこそ、ローカルに、リアルな人のネットワークを築いていくことが重要だ。地道で小さな議論単位グループが自分たちのしていることには正しい意味がある、と自信を持っていられる還境を持てることが重要だ。
ファシリテーターによるサポートなどをキーに、生産的で相互に尊重のある議論の場。
ビジュアルに意見の分布がわかるようなネットツールがあるとよいだろう。
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大昔の話だ。