火曜日, 4月 29, 2008

オリンピック聖火リレー:長野

長野でのオリンピック聖火リレーが荒れた。逮捕者も数人?でて、まあフランス辺りと同じくらいの感じなのだろうか。

いくらかの点で驚いている。

まずは、自分の記憶にある限り、今回のイベントは、昭和から今に至るまでで初めて、日本国内で、外国の政治情勢についての対立構造が、おそらくは当事者である中国人・チベット人だけでなく日本の国民をも含めた形で、テレビのデモ行為およびいくらかの闘争行為として、テレビなどのマスメディアを通じて目に見える形で明らかになったのだ、ということ。

もう一つは、既に「政治の時代」はまったく終わってしまったと思われていた日本国内で、思いのほかに多くの、特に若い人たちが、この海外の政治情勢(と人権問題)について自らの態度をアピールしている、ということだ。
「無党派層」などという言葉で呼び習わされている人たちが、きっかけがあれば、思いのほか迅速にかつ組織的に行動を開始している。しかも、いわゆる「政党オルグ」てきな手法が介在することなく、自発的な組織化がおきている感じがする。組織化というよりは「フラッシュモブ」と同じようなものかもしれない。

新たな政治的ムーブメントのあり方を認識した気がする。以前はそのムーブメントの中心には、あきらかに政党や関連するグループがあったと思うのだが、いまのこのフラッシュモブ的なムーブメントの中心には何があるのか? そこが見えないところが、少なくとも興味深い。
今回の「フリーチベット」ムーブメントはなにが中心になったのか?
ビョーク?
i-morley?
2ch?