土曜日, 10月 06, 2007

「山路徹のAPFポッドキャスティング」

先日ミャンマーで日本人ジャーナリスト、長井健司さんが亡くなられた。長井さんが契約しておられたAPF通信社、ということでたぐっていって、「山路徹のAPFポッドキャスティング」を見つけた。

これが面白い。i-morleyのように面白いと思う。

i-morleyのような番組構成やスタイルの破天荒さは全然ないのだが、コンテンツのまさしく「中身」がトんでいる:

  • 「人生相談」のコーナーに7歳の子どもが電話してきて「人間はなぜ戦争するの」と難問を突きつけられる。在イスラエル歴40年というジャーナリスト二人で一生懸命悩みながらそれに答える。
  • 「人生相談」のコーナーに、中国東北部に住むという韓国系の人から「仕事がないんですがどうすればいいんでしょうか」といわれ、また悩む。その話の中で中国のさまざまな問題点が個人のレベルと世界のレベルを行き来しながら語られる。
  • 中近東を取材している記者のが語る、なぜかその場にいて自動小銃を握っている若い日本人の話。
  • 日本の危機管理の話をしていて盗聴の話題がでて、「そりゃ気にしますよ。だって自分がしてたんだからされる時のことは考える」という、元公安系か外務系の人の話。
などなど。

i-morleyが好きな方なら、こちらも興味深く聴けると思う。お薦めである。

例の殺害事件の頃から更新が止っているようである。「自粛」などという言葉とは無関係そうに思われる人たちなので、取材の整理でもしているのではないだろうか。次の更新を期待している。