月曜日, 12月 24, 2007

ワタリウム美術館「クマグスの森」展



博覧強記の奇才にして植物学者(主に粘菌)であった南方熊楠の人となりを紹介した展覧会。どれくらいの奇才だったのかをごくごく簡単に、イメージとして知るには、水木しげる作の「猫楠」を読まれるとよい。

御前講義をした昭和天皇に対して標本を献上するのに使ったというキャラメルの箱など、面白いものがいろいろと展示されている。

特に興味深かったのは、彼が学問の展開を一枚の紙にどんどん書き連ねて行ったもので、それはまさしく今流行のマインドマップそのものであった。

武相荘(白洲正子旧邸)の、女史の書斎にも熊楠の全集があったのを思い出した。
エキセントリックな異能者。熊楠。