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この人からは、以前、衝撃的なハンドクラフトの年賀状をもらっている。官製年賀はがきの真ん中に扉状の切り込みが入れてあって、「開放」と書いてある。扉には金色のシールで留め具もつけてある。開くところにはちゃんと縁に色まで入れてある。やっていることは簡単そうだが、ちゃんと念が入っている。びっくりしたし感動した。
その方との連絡でこの写真の封書が来た。宛名は毛筆、切手は百人一首の詠み人たちを図案にしたものである。中からはいろいろなものとともに封書がでてきて、その文には美しい香の薫りのする紙が挟んであった。
ああ、うれしやこの雅び。
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歌人は上から紀貫之、持統天皇、猿丸大夫、源兼昌である。このシリーズのもう一人は二条院讃岐であったので、その人の歌をネット上の「通じる」場所に置いておいた。